湯治場(とうじば)は地域の舞台でもある。
毎日、湯治場には様々な人々が訪れる。
その中で「ここの湯がいい」ここだけにしかないからと、
ここに来たんだという人がファンになり、温泉地が賑わう原動力となっている。
その舞台に立ち、お客さまを迎えている人々がいる。
宿だったら
主人、女将、料理人、番頭、仲居など…
そして、その宿に様々な食材や浴衣、タオルなどの資材を納入する業者がいて
「ひとつの宿」を支えている。
みなが毎日、湯治場という舞台の上に立ち、
全員でおもてなしをしているということを知って欲しいのである。
今日はどの舞台でどんなおもてなしがあるのか
それは、ここ(東鳴子)に来なければ分からないということである。